●語り●

はい!お次は史実におけるフーケ様の奥さんについて語ります〜!この文章は岡崎文彬教授の名著、『ヴォー・ル・ヴィコント春秋』やヴォーのお城の写真集の解説なんかを参考にミノネツの妄想なんかを交えつつ書かせてもらってます。カッコの数字は生没年です。ちなみにフーケ様は(1615〜1680)であります。

史実ではフーケ様は二度御結婚されていらっしゃる様子。最初の結婚は1640年、フーケ様25歳の時で、奥さんは大富豪の一人娘、ルイーズ・フーシェさん(1620〜1641)です。没年でお分かりの通りルイーズさんは若くしてお亡くなりになってしまいます。フーケ様との結婚生活は一年前後。うううっ……なんつう勿体無い…(えっ?)

若くして亡くなった妻。野心家で浪費家の夫に残されたのは莫大な持参金……と、何だか市原悦子の出番を期待してしまいますが、奥さんを亡くしてほどなくしての1641年、フーケ様はルイーズさんの持参金を元ににヴォーの土地を購入します。奥さんの残した財産で土地を買い、その土地に当時の最先端技術や一流の芸術家、フーケ様の財力、美的感覚、全てを注ぎ込んで建てたのがヴォーのお城!つまりヴォーのお城とは亡き奥様の為に建てた愛のモニュメント!!……と、考えられなくはないでしょうか!私はそう考えるぞ!わーーインドの王様みたいだーー!フーケ様ステキーーー!!誰だ市原悦子とか言ってた奴!家政婦呼ぶぞ!

それから11年後の1651年に財閥の娘さん、こちらが『ダル物』に登場する『フーケ夫人』であるマリー・マドレーヌ・カスティーユさん(1636〜1716)と再婚され‥‥ええっ!11年後!?フーケ様のような地位も名誉も思いのまま、おまけに美男子、性格も宜しいというモテモテ男が11年も再婚しなかったって……『ウチの娘をぜひ!』という声もたくさんあったと思われるというのに、これは一体どういう事なのか!そりゃもうアレでしょ。亡くなった奥さんのことが忘れられなかったんでしょ!!ああ〜こんなに一途に一人の人を想い続けるなんて、フーケ様ったらなんてステキ☆そしてそんなフーケ様に再婚を決意させたというのですからマリーさんもとっても素敵な人だったに違いありませんね!ヴォーの写真集の解説なんか読んでみますと……ええと……ミノネツには『金づる』以外の記述を読み取れなかったのですが…あ、コレはミノネツの英語力が問題であって、本当は私が読み取れなかった部分でいろいろ良い事が書いてあるんだと思いますよ。うん。『ヴォー・ル・ヴィコント春秋』で岡崎教授は『フーケ夫人の部屋はヴォーのお城の一番良い場所にある』『部屋に飾られたタペストリーにフーケ様の夫人に対する深い愛情が感じられる』等述べられてらっしゃいますし、やっぱりフーケ様の奥さんへの愛情は疑いようがありませんね!現代からみたら品行方正のカケラも見当たらない当時の宮廷人の中でもフーケ様は、奥さんへ優しさを、愛情をちゃ〜んと注いでらっしゃったのです!ああ本当に素晴しいですフーケ様!さすが結婚したい男ナンバーワン!(ミノネツ脳内統計による)

ええと…これはフーケ様ファンとして書くべきか迷ったのですが…まあ生没年を書いてしまったし、それを見ればお分かりかと思いますが、フーケ様とマリーさんの年齢差は21歳!!うひゃーー!フランソワよりスゴイ!ええと個人的にアニメ三銃士のルネとフランソワの年の差(川原泉先生のマンガの愛読者ということもあって)ではバッチグーバッチグーよ〜〜☆と大喜びだったのですが、どうなんでしょ21歳差って?まあとにかくフーケ様はフランソワよりスゴイのです(何が?)

原作語り コーナートップ 

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